薬剤師がスキルアップのために取得したい主な資格について
薬剤師の資格だけでも転職は可能ですが、スキルアップのために他の資格取得を目指すのもお勧めです。ここでは薬剤師の経験を生かして取得できる資格についてご紹介します。
薬剤師のスキルを客観的に判断するために設けられたのが認定薬剤師制度です。研修や試験を受けることで期限付きの証明が受けられますが、資格を継続するためには3年ごとの更新が必要です。
これは医療や薬学が日々進歩し専門化しているからで、常に学び続けることが求められます。認定薬剤師資格取得後に、専門の研修の業績が評価されれば専門薬剤師の認定が受けられます。
専門性が高いことから専門薬剤師の年収は認定薬剤師より良いのが一般的です。まずは認定薬剤師を目指し、段階的に専門薬剤師を目指すのも良いでしょう。
専門性をさらに細分化した資格としてはがん専門薬剤師や精神科薬物療法認定薬剤師資格もあります。また、がんの緩和医療チームの一員として働くには、緩和薬物療法認定薬剤師資格の取得も有効です。
高齢者のケアに役立つ日本褥瘡学会認定師資格などは、介護施設への転職の際に有利かもしれません。薬剤師以外の職種で病院に勤務できる臨床検査技師や甲種危険物取扱者資格などは、薬剤師であれば受験資格があります。
届け出するだけで簡単に取得可能な資格では、毒物劇物取扱責任者、食品衛生管理者といったものも挙げられます。薬剤師が取得可能な資格は数多くあり、転職に役立つ資格や現職での給与アップに繋がる資格も少なくありません。
資格はスキルの証明になりますが、取得しただけでは実務に生かすことができません。そのため、やみくもに資格取得をするのではなく将来を考えて計画的に資格を取る方法を考えましょう。
転職を検討しているのであれば、新しい職場で必要とされる資格取得を目指すのも一つの方法です。医薬品や医療に関する情報は常にアップデートされており、必要とされる資格も同様に変わっていきます。
最新の情報を仕入れ、資格取得に費やす時間を無駄にしないように注意してください。転職エージェントでは、求められる資格や推奨される資格取得についての相談も可能です。
薬剤師免許以外に何の資格が役立つのか気になる人は、エージェントで情報を入手してみるのも良いかもしれません。
働きながらの資格取得は大変ですが、スキルアップは将来設計にも大事なことです。どんな職場で、どんな働き方をしたいのかをきちんと考えてから必要な資格を目指してください。
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